【内容情報】(「BOOK」データベースより)
大手都銀・協立銀行の竹中治夫は、上層部からの特命を帯び、総会屋対策に奔走する。その過程で心ならずも不正融資に手を貸してしまう羽目に。組織と個人の狭間で葛藤しながら、闇の勢力との交渉に苦しむ。ダーティな融資、預金者の信用を喪失する銀行の、泥まみれな実態に鋭いメスを入れ、衝撃を与えた力作。
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金融小説
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金融腐蝕列島(下) [ 高杉良 ]
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
大口の不良債権を処理せよ!竹中治夫に命じられた次の仕事だ。回収に乗りだすと、闇の勢力が一気に牙をむきだしてきた。家族まで巻き添えにされ、辛い闘いが強いられる。不祥事が続いたうえに、貸し渋りなど限りなく信用を失墜した銀行。激動の渦中にある金融界の内実を抉り、明日を問う迫真のドラマ。
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高杉 良
高杉 良(たかすぎ りょう、1939年1月25日 - )は、日本の小説家。ビジネスマン小説の巨匠として知られる。
初期の作品は、大物ではないながらも逞しく生きるサラリーマン像(ミドル)を描いたものが多いが、時代が下るにつれて、よりダイナミックな起業家や経営者、組織の腐敗にスポットを当てるようになった。最近では告発めいた作品が多くなっている。また、竹中平蔵を「実体経済を知らない」と酷評し、竹中とその側近であった木村剛・岸博幸のトリオを、日本経済を誤った方向に導く悪人的存在として、小説中に仮名でたびたび登場させている。